2013年6月13日木曜日

SQ通過までは低位材料株や中小型株での値幅取り狙いか

株式オープニングコメント・強弱材料・支持抵抗
(以下引用)
 13日の東京市場は、引き続き不安定な相場展開が続きそうである。為替市場では円相場が1ドル95円台で推移しているほか、12日の米国株式相場は量的緩和政策の早期縮小懸念や長期金利の高止まりが嫌気され、NYダウは15000ドルを割り込んでいる。

この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大証比280円安の13000円となり、安いところでは12800円を付けている。12日の日経平均は13000円処での底堅さが意識されていたが、再び同水準での攻防といったところか。

 12日の東証1部の売買高は、大型連休の谷間だった5月2日以来の30億株割れ、売買代金も同日以来の低水準だった。先物・オプションSQを控えて商いは膨らみづらく、薄商いのなかを先物主導によるインデックス売買に振らされやすいであろう。

SQ通過で落ち着きを取り戻してくる可能性はあるとみられるが、それまでは仕手系色の強い
低位材料株や新興市場の中小型株に短期の値幅取り狙いの資金が向かいやすいとみられる。

 なお、12日のNY市場でダウ平均は126.79ドル安の14995.23、ナスダックは36.52ポイント安の3400.43。
ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、京セラ<6971>など、対東証比(1ドル96円換算)で全般軟調。


[株式市場強弱材料]

強気材料
・日銀のETF買い入れに対する思惑
・NY金反発、リスク回避資金が流入
・バルチック海運指数、5日続伸

弱気材料
・シカゴ225先物清算値13000円、大証比280円安
・ドル/円、円高進行(95円86-90銭)
・ユーロ/円、円高進行(127円72-76銭)
・NYダウ3日続落、量的緩和早期縮小への警戒感が重し
・米半導体SOX指数、続落
・欧州株式市場、ギリシャの政局不安が台頭し軟調
・LMEニッケル、続落
・東証REIT指数、4ヵ月ぶり安値

留意事項
・「日本再興戦略」決定、設備投資減税を明記
・政府、次世代加速器を国内誘致へ
・NY原油先物、反発(1バレル=95.88ドル)
・NY債券市場、反落(10年債利回り2.233%)
・長期金利、低下(10年債利回り0.870%)
・対外対内証券売買(先週分)
・4月マネタリーサーベイ
・横田製作所<6248>が大証ジャスダックに上場
・豪5月失業率
・米5月小売売上高
・米新規失業保険申請件数(先週)
・米4月企業在庫
(引用元:フィスコ)