日経平均は大幅に続落。
245.01円安の13072.61円(出来高概算14億2000万株)で前場
の取引を終えた。
(以下引用)
11日の日銀の金融政策決定会合で追加的な対策が見送られたことを受
けて、米国市場ではNYダウが116ドル安、為替市場ではドル・円が朝方に1ドル95円台に
突入する局面のなか、幅広い銘柄が売り気配から始まった。ただし、寄り付き直後に
13000円を割り込んだが、その後は円高の流れが一服していることもあり、13000円近辺
での底堅さが意識されている。
全体の8割が値を下げるなか、物色はやや仕手系色の強い材料株に個人主体の値幅取
り狙いの資金が集中。新日科学<2395>、東特線<5807>、サカイオーベ<3408>、カーバイ
ド<4064>、GSIクレオス<8101>、サニックス<4651>、群栄化<4229>、ピクセラ<6731>な
どが動意付いている。6731>4229>4651>8101>4064>3408>5807>2395>
セクターでは、電力株がしっかりなほかは、証券、不動産、パル
プ紙、保険、その他金融、ゴム製品、輸送用機器、銀行、建設など、軒並み日経平均を
上回る下落率に。
日経平均は13000円を上回っての推移が続いており、下値の堅さが意識されるか見極
めたいところ。為替市場では朝方からは円高が一服していることが安心感につながって
いる。しかし、日経平均はファナック<6954>の上昇に支えられている面もあり、先物主
導によるインデックス売りなどによって崩れやすい状況であろう。6954>
後場は日銀のETF買
い入れが確実視されているが、戻り一巡後に仕掛けてくるかが注目される。
もっとも、週末に先物・オプションSQを控えていることもあり、主要銘柄に対する物
色意欲はそれ程強くないだろう。主要銘柄については日経平均の13000円近辺での押し
目拾いのスタンス。短期資金は後場も仕手系色の強い材料株での値幅取りが中心になり
そうである。
(引用元:フィスコ)