2013年6月10日月曜日

10日の注目銘柄

2014年にもドコモが音声通話1000円定額を開始か、クックパッドが好決算、DeNAが自社株買い、丸紅が米航空機リース会社に出資、5月の携帯純増数はソフトバンクが17カ月連続首位。


NTTドコモ(東1:9437)は7日、同社が音声通話の定額制を開始すると一部で報じられたことを受け「当社が発表したものではございません。また現時点において、決定した事実はございません」との声明を発表した。7日付の日本経済新聞朝刊などが報じた。同紙は「2014年度をメドに新規発売する携帯電話から音声定額を標準サービスにする方針。料金は話し放題で月額1000円前後を軸に調整する。携帯の国内大手3社で音声通話を定額にするのは初めて」と伝えていた。


クックパッド(東1:2193)が7日に発表した2013年4月期の決算(非連結)は、純利益が前年比46%増の16億円だった。スマートフォンからの利用者が順調に増加し、有料会員数が増加した。また、広告事業ではディスプレイ広告が伸長した。売上高は同27%増の49億円、営業利益は同37%増の26億円、経常利益は同42%増の27億円だった。なお、同社は2014年4月期の業績について、引き続きプレミアム会員数の増加が見込めることから売上高と営業利益は前期を上回ると予想している。


ディー・エヌ・エー(東1:2432)は7日、資本効率の向上や株主還元策の一環として、発行済株式総数の3.88%にあたる520万株を上限に自己株式を取得すると発表した。取得価額の総額は100億円。取得期間は6月10日から7月31日。


丸紅(東・大・名:8002)と丸紅米国(以下「丸紅グループ」)は7日、大手航空機リース会社であるエアキャッスル社の株式約15.25%を、第三者割当増資引受けにより約2億900万米ドル(約202億円)で取得すると発表した。エアキャッスル社は、世界各国の航空会社向けに航空機のオペレーティングリース事業を運営。2013年3月末時点で158機の航空機を保有し、36カ国66社向けにリースを行っている。丸紅グループは、今回の出資によって航空機リース事業の収益基盤を強化し、航空業界におけるバリューチェーンをさらに強固なものとしたい考え。


電気通信事業者協会が7日に発表した携帯電話・PHSの5月末現在の事業者別契約数によると、各キャリアの携帯電話純増数(=事業者別の新規契約数-解約数)は、ソフトバンク(東1:9984)が29万8000件で17カ月連続の首位となった。2位はKDDI(東1:9433)で22万7000件、3位はNTTドコモ(東1:9437)で9万1800件だった。また、PHSのウィルコムは4万2900件だった。
(引用元:さくらフィナンシャルニュース)