2013年6月24日月曜日

中国の動向を警戒、ダイキンなど関連銘柄が値下がり寄与上位に

日経平均寄与度ランキング
24日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり102銘柄、値下がり109銘柄、変わらず14銘柄となった。

日経平均株価は、前日比3.11円安の13227.02円で前場の取引を終了した。為替市場で円相場が1ドル98円前半と前週末から円安水準で推移していることを受けて買いが先行した。また、参院選の前哨戦として注目された東京都議選は、自民党が都議会第1党の座を奪い返した。「ねじれ」国会解消への一歩となり、安定政権への期待を背景に買い安心感につながっている。これにより日経平均は13400円を回復して始まり、寄付き直後には13426.13円まで上げ幅を広げた。しかし、米国の量的緩和縮小によるポジションの巻き戻しによる影響は、引き続き見極めが必要。また、中国経済の減速懸念も重しとなるなか、じりじりと上げ幅を縮める展開となり、13144.44円と下げに転じる局面もみられている。

ソフトバンク<9984>はディッシュのスプリント買収撤退表明などを好感して値上がり寄与トップ。また、都議選の結果を受けた安定政権への期待から、アベノミクスで恩恵を受けるとされるセクターへの物色が向かい住友不<8830>や三井不<8801>、菱地所<8802>など不動産が上位に。そのほか、大和証G<8601>はSMBCの目標株価の引き上げを好感して値上がり寄与上位にランクイン。

一方で、中国の動向が警戒されておりダイキン<6367>が値下がり寄与トップ。また、ホンダ<7267>やファナック<6954>、コマツ<6301>、クボタ<6326>など中国関連銘柄が上位に。そのほか、指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>が値下がり寄与上位にランクイン。

*11:30現在
 
日経平均株価  13227.02(-3.11)

値上がり銘柄数 102(寄与度+75.04)
値下がり銘柄数 109(寄与度-78.15)
変わらず銘柄数  14

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 5740 180 +21.62
<8830> 住友不 3595 125 +5.01
<8035> 東エレク 4880 115 +4.60
<6857> アドテスト 1645 43 +3.44
<8801> 三井不 2644 68 +2.72
<8253> クレセゾン 2372 57 +2.28
<2914> JT 3470 45 +1.80
<8802> 菱地所 2349 43 +1.72
<4452> 花王 3235 40 +1.60
<9064> ヤマトHD 2083 31 +1.24
<9433> KDDI 4790 15 +1.20
<8601> 大和証G 831 30 +1.20
<9681> ドーム 617 30 +1.20
<4507> 塩野義 1954 29 +1.16
<8815> 東急不 880 24 +0.96
<3099> ミツコシイセタン 1269 22 +0.88
<1802> 大林組 508 22 +0.88
<1925> 大和ハウス 1816 22 +0.88
<8804> 東建物 740 21 +0.84
<5332> TOTO 1006 20 +0.80

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6367> ダイキン 4075 -185 -7.41
<7267> ホンダ 3520 -60 -4.80
<6954> ファナック 14500 -100 -4.00
<4502> 武田 4325 -95 -3.80
<6301> コマツ 2227 -93 -3.72
<6971> 京セラ 9870 -60 -2.40
<6305> 日立建 2018 -56 -2.24
<6326> クボタ 1373 -51 -2.04
<4523> エーザイ 3905 -50 -2.00
<9983> ファーストリテイ 31000 -50 -2.00
<3382> 7&I-HD 3465 -50 -2.00
<4704> トレンド 3040 -40 -1.60
<7733> オリンパス 3015 -35 -1.40
<4543> テルモ 4655 -35 -1.40
<6902> デンソー 4350 -35 -1.40
<8058> 三菱商 1698 -32 -1.28
<8015> 豊通商 2528 -31 -1.24
<9735> セコム 5170 -30 -1.20
<5802> 住友電 1147 -29 -1.16
<4519> 中外薬 1985 -29 -1.16