2013年6月11日火曜日

金融会合の結果で利食い強まるなら押し目狙いのスタンス

日経平均はもみ合う展開。

(以下引用)
0.92円安の13513.28円(出来高概算16億3000万株)で前場の取引を終えている。
日銀の政策決定会合の結果を見極めたいとする流れから、こう着感の強い相場展開となった。10日の米国市場が高安まちまちの展開だったほか、為替市場では円相場が朝方の水準からやや円高に振れていることもあり、利益確定の流れが先行。

しかし、寄り付き直後に13419.36円まで下げた後は、前日終値を挟んでの推移が続いている。東証1部の値上がり数は過半数を占めているほか、規模別指数も小幅ながら大型、中型、小型株指数ともに上昇している。

 セクターではパルプ紙、建設、保険、水産農林などが堅調。一方で、鉄鋼、不動産、その他金融、空運などには利益確定の売りが優勢。こう着感が強まるなか、物色は低位材料株などに向かっており、東京計器<7721>、大同工業<6373>、GSIクレオス<8101>などが強い動きをみせている。
 日経平均は前日終値を挟んでのこう着が続いている。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σの水準。一目均衡表では雲上限と転換線が位置している。ただ、いずれも現時点ではサポートとして機能する格好であり、日銀の金融政策決定会合の結果次第では、上放れてくる可能性はありそうだ。
 ETFやREITの購入枠などについては据え置く方針とみられているが、据え置きによる失望は織り込まれている分、増額によるポジティブ・サプライズへの反応は大きいとみておきたい。
 また、円相場は朝方からやや円高に振れているが、米S&Pによる米国債の格上げの動きのほか、米金融引き締めに向かうとの見方などから、円安トレンドは継続だろう。一
先ず、金融会合の結果が据え置きで利食いが強まる局面では、押し目を狙いたいところ
(引用元:フィスコ)