政府は、次世代のエネルギー資源「メタンハイドレート」の日本海側の埋蔵量を把握するため、8日、本格的な調査を開始した。
「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートは、天然ガスの主な成分であるメタンガスが、シャーベットのように固まったもので、3月に、愛知県沖でガスの産出試験に成功したほか、日本海側の海底にも広く存在することが明らかになっている。
このため政府は、6週間かけて、新潟県の上越沖と石川県の能登半島沖で、海底の地形や地質を調査する予定で、2014年度には、メタンハイドレートを試しに掘り出したい考え。
また、今後3年の間に、秋田や山形、北海道沖などについても調査する方針。