2013年6月25日火曜日

ファーストリテは急速に浮上、日経平均上げる際のシグナル期待


 ファーストリテイリング(9983)は14時50分にかけて急速に浮上し3万600円(300円高)前後と堅調転換。後場寄り後の2万9670円を下値に強い展開となった。

日経平均への影響度の大きい銘柄の一つ。5月下旬以降、全体が大きく下げる局面では意図的な売り叩きの道具にされているとの指摘があったものの、本日は日経平均が一時300円安となった場面で特段、先行安する様子が見られなかった様子。

後場はむしろ、同社株の回復と共に日経平均も急速に持ち直した。ヘッジファンドなどが売り叩きの道具に使う場合、業績面に不安があったり悪材料が出ていたり、日経平均採用銘柄の中でも「弱味」のある銘柄が狙われやすいという。この点、同社の8月決算は連続最高益の見込みで、弱みといえばPERに割高感があることぐらい。全体相場が下げた場面でも同社株が底堅い場合は要注目といえそうだ。