2013年5月24日金曜日

日経平均、終値1万4612円 値動き1千円超の乱高下

 24日の東京株式市場は、前日に続いて株価が乱高下し、日経平均株価は、前日の終値よりも128円47銭(0・89%)値上がりして、1万4612円45銭で取引を終えた。
 
 この日の取引開始直後には、前日に1143円も暴落した反動から急騰し、上げ幅は一時500円を超え1万5000円台を回復。だが、午後には円高傾向などで一転して値下がり。下げ幅は500円を超え、1万4000円を割り込む場面もあった。その後再び上げに転じるなど、1日の値動きの幅は1千円を超えた。

 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同5・74ポイント(0・48%)高い1194・08。出来高は58億8千万株だった。




日経平均はプラスに転じる、投機筋の先物売買で乱高下
<14:47>  日経平均はプラスに転じる、投機筋の先物売買で乱高下
日経平均はプラスに転じ1万4500円付近で推移している。市場では「投機筋の先物売買に振り回されている。前日急落の余韻が残り一時は恐怖感から処分売りが加速したものの、25日移動平均線(1万4247円07銭=23日)がサポートになり反発に転じた。日銀のETF買い観測も出ている」(大手証券)という。 <13:30>  日経平均は200円超す下落、先物主導で下げ幅拡大 日経平均は下げに転じ、下落幅は一時200円を超えた。市場では「先物主導で売り崩された。午前中にリバウンドを狙って飛びついた投資家の投げも出たようだ。先物の板が薄く、アルゴリズムを駆使した投機筋が動き始めると値幅が振れやすい」(準大手証券)との声が出ている。 <13:09>  日経平均は上げ幅を縮小、株売り・円買いに拍車 日経平均は上げ幅を縮小。一時64円高まで上げ幅を縮め、1万4500円台半ばとなった。その後は1万4600円台前半まで値を戻している。 市場では「市場のボラティリティが高まるなかで、CTA(商品投資顧問業者)などの短期筋が株売り・円買いに拍車をかけたようだ。投資家心理がまだ安定しきっていないため、相場が一方向に傾きやすい展開となっている」(国内証券)との声が出ていた。 <11:10>  日経平均は戻り一服、ファンダメンタルズに変化なく落ち着き取り戻す 日経平均は戻り一服。1万4800円台後半で推移している。 市場では「前日の大幅安は需給要因が大きく、ファンダメンタルズが大きく変わったわけではない。為替が徐々に落ち着いた動きとなり、国内企業の業績拡大シナリオが不変となれば、再び株高基調を取り戻すだろう」(岡三証券・日本株式戦略グループ長の石黒英之氏)との声が出ていた。 <09:55>  日経平均は高値もみあい、高いボラティリティに警戒感も 日経平均は高値もみあい、1万5000円を付けた後は伸び悩み、1万4800円台で推移している。輸出株のほか、不動産、証券、銀行などが高い。「前日の激しい値動きを見たため、ボラティリティのリスクに対して敏感になっている。売り仕掛けがあれば再度下値を試す可能性がないとはいえず、警戒感が強い」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。 <09:08>  反発、前日急落の反動で日経平均は400円超上昇 寄り付きの東京株式市場で日経平均は反発。前日比で400円を超える上昇となっている。米国株の下げが限定的となり、大幅な世界同時株安に歯止めがかかったことで、日本株は前日の急落の反動から買いが先行している。世界景気の改善やアベノミクスに対する期待感などを背景に、外国人投資家からの資金流入が引き続き見込まれており、主力株を中心に堅調な値動き。買い一巡後は為替や長期金利の動向をにらみながら、荒い値動きになる可能性もあるという。 <08:29>  寄り前の板状況、主力輸出株はまちまち 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー 、パナソニック はやや売り優勢だが、ホンダ 、キヤノン はやや買い優勢と主力輸出株はまちまち。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は買い優勢となっている。 また、大手銀行株ではみずほフィナンシャルグループ は売り買いきっ抗だが、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ は買い優勢となっている。