2013年5月27日月曜日

日経平均現物・先物、いずれも25日線(ロウソク足)割れ

前場の値幅の範囲内で、後場は往来相場後場、急速に日経平均が切り上げて始まりましたが、午前中の高値14306円を抜けず、むしろ大引け直前に売り仕掛けが入ったようです。もっとも、逆にこれも本日安値14027円を割ることなく、午前中の上値下値の間で往来相場に終始したということになります。

セクターでは、不動産、金融といったところからまずプラスに転換してきました。
ただ、ドル円が101円台を割ると、やはり株式の戻りが頭打ちになるという構図は変わりません。

長期金利落ち着き、金利敏感株に買い戻し目立つ

やや地合の変化が見られたのは、主要指数のうちで、後場最初に先週終値比でプラスに転換してきたのが、東証マザーズであったという点でしょう。いかに突っ込み買いとはいえ、この状況下で、新興銘柄からプラスに転じてくるというのは、市場のセンチメントがリスク選好度を高めてきた傍証である可能性もあります。

大引けでは、日経平均現物・先物いずれも、25日移動平均線を割って終わりました。
これは、4月2日以来。アベノミクス相場の中では、二度目ということになります。

27日のデータ
日経平均現物大引けは、14142.65円(469.80円安、-3.22%)。
TOPIXは1154.07(-40.01、-3.35%)。
出来高は39億7900万株。
売買代金は3兆1390億円。
値上がり銘柄数は141、値下がり1552、変わらず21。
業種別の上昇セクターは、驚くべきことに、不動産セクターのみです。
あとは、ほぼ下落セクターばかり。
東証マザーズ指数は、途中前日比プラスに回復したものの、大引けは1.76%の下落日経JASDAQ平均は1.28%の下落。
ただ、先物の出来高は20万枚足らずですから、先週と比べると、急減しています。
ちなみに、アジア市場は総じて上昇しています。