政府の総合科学技術会議（議長・安倍晋三首相）が１７日開かれ、「科学技術イノベーション総合戦略」の原案が示された。
取り組むべき課題としてエネルギー問題や健康長寿社会の実現など５分野を挙げ、各分野で２０３０年までの工程表を掲げた。月内にも同会議で正式決定し、政府の成長戦略に組み込まれる。
原案では３０年の日本のあるべき姿として、世界トップクラスの経済力維持や、国民が豊かさと安全・安心を実感できる社会などを挙げ、実現には科学技術の発展が欠かせないとした。
具体的課題として
（1）クリーンで経済的なエネルギーシステムの実現
（2）健康長寿社会の実現
（3）次世代インフラの整備
（4）地域再生
（5）震災からの早期復興
－の５分野を設定。それぞれの工程表を示した。
