2013年5月23日木曜日

日経平均先物は一時1万4000円割れ、円高進行とスパイラル的な動き


<17:30> 日経平均先物は一時1万4000円割れ、円高進行とスパイラル的な動き
大証の夜間取引で日経平均先物が急落。日中終値比600円安の1万3990円まで下落した。ドル/円が101円を割り込むなど円高・株安のスパイラル的な動きとなっている。

<16:27> 日経平均・日足は「長大陰線」、25日線の攻防へ
 日経平均の日足は、上ヒゲを伴う安値引けの「長大陰線」。実体部分は9%を超え、震災直後の2011年3月15日と同レベルの強い売り圧力を示している。上位の「陰線つつみ足」であり、典型的な売りシグナルだが、今回の足が下降トレンドへの大転換につながるかどうか現時点では判断できない。東証1部の出来高、売買代金が過去最高に達するなど早くもセリングクライマックス的な商状を示している。翌日は25日移動平均線(1万4247円07銭=23日)の攻防となりそうだが、ここで踏み止まれば再び上昇波動に戻る可能性が高くなる。一方で25日線を割り込み、かつ同線が下向きに転じれば調整が長引く懸念が出てくる。25日線を割り込むと1万4000円の心理的な節目や、昨年11月13日安値8619円45銭から今回の高値1万5942円60銭までの上げ幅のフィボナッチ比率38.2%押しにあたる1万3145円程度まで下値余地が広がる。

<15:49> 新興株式市場は続落、投げ売りに押される

   新興株式市場は、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに続落。ジャスダックの売買代金は1648億円。幅広い銘柄が売られ、東証1部と同様にパニック的な投げ売りが出ていた。いち早く調整入りしていた新興市場だが、「引けにかけて一段と下げたことで、リスクを取り過ぎていた投資家が手を離したようだ」(松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声が聞かれた。 日経平均は5月の上げペースが速かっただけに、調整幅も大きなものとなったが、「日経平均は25日移動平均線で下げ止まるかどうかが、押し目で終わるかを占うひとつの手掛かりになる」(同)という。

<14:36> 日経平均は900円超す下げ幅、東証1部の出来高が過去最高を更新
日経平均は900円を超す下げ幅となっている。14時30分現在の東証1部出来高は4月5日の64億4912万株(日通し)を上回り、過去最高の65億株台。売買代金は今年最高を更新している。「当面、株価を押し上げるイベントがないことから短期筋が売りを仕掛けた。下げ幅の大きさを警戒した個人の処分売りも出て下げ幅が拡大しているが、下値では押し目買いも入り売買高が膨らんでいる」(大手証券)との声が出ている。
 
<13:48> 日経平均は軟調継続、先物に押され全面安の展開
日経平均は軟調継続。日経平均の下げ幅は若干縮小しているものの「主力株が軒並み安。全面安に転じており、先物も大商いとなっている」(国内証券)との声が聞かれた。テクニカル的に過熱感が充満していたこともあり、調整はある程度見込まれていたことだった、との声も出ていた。
<12:59> 日経平均が一時500円超の下げ、売りが売りを呼ぶ展開
日経平均は後場に入って売りが強まり、一時500円を超える大幅な下げとなった。市場では「中国の5月製造業PMIの低下などがきっかけとなり、利益確定売りが強まった。売りが売りを呼ぶ展開」(準大手証券)という。外資系証券トレーダーは「前場に日経平均が急激に下げたことを受け、外国人投資家からの売り注文が強まっている」と指摘した。
 
<12:40> 日経平均は一時1万5500円割れ、日経平均ボラ指数は急上昇
日経平均が一時1万5500円を下回った。先物市場で売り圧力が強まっており、荒い値動きとなっている。
日経平均ボラティリティ指数 が前日比10%超上昇し、一時31.47と取引時間中で4月9日以来、約1カ月半ぶりの高水準となった。「日経平均が300円を超す上げ幅から100円安まで急激に値を下げたことで相場急落を警戒したプット(売る権利)買いが強まった」(外資系証券)という。日経平均オプション6月限のプットでは、権利行使価格1万4000円の商いが1万枚を超え、活況となっている。
<10:45> 日経平均は高値圏、連日の年初来高値更新
日経平均は高値圏で推移。1万5800円台後半での展開。TOPIXとともに年初来高値を連日で更新した。市場では「先物の商いが多く、個別では指数寄与度の高い日本の代表的銘柄が買われている」(国内証券)との声が聞かれた。日経平均の1万6000円回復が次第に視野に入ってきたという。ファーストリテイリング は年初来高値を連日更新しており、日経平均の押し上げ要因となっている。
<10:02> 日経平均は300円超す上げ幅、先物主導で1万5900円台回復
日経平均は一段高、上げ幅は300円を超え取引時間中としては2007年12月12日以来約5年5カ月ぶりに1万5900円台を回復している。電機、自動車のほか、鉄鋼、海運なども高い。不動産は軟調。「海外勢の先物買いが裁定買いを誘発し上げ幅が拡大している。先高期待の強さを示しているが、値上がり銘柄は増えておらず指数だけが上昇している印象だ。一般投資家はついて行けず、市場にはしらけたムードも漂っている」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)という。
 
<08:26> 5日続伸、円安背景に主力輸出株が堅調
寄り付きの東京株式市場で日経平均は5日続伸。米連邦準備理事会(FRB)による資産買い入れ規模の縮小観測を背景に米国株は下落したが、ドル/円が103円台と円安含みにあることが支援材料となり、買いが先行。ソニー やキヤノン 、ホンダ など主力輸出株を中心に堅調に推移している。世界的な景気拡大期待などから株式市場への資金流入は継続するとみられ、出遅れ銘柄
への循環物色なども市場全体の底上げにつながるという。

<08:26> 寄り前の板状況、主力輸出株は買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、キヤノン 、ソニー 、ホンダ 、パナソニック など主力輸出株は買い優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング はやや売り優勢だが、ファナック 、ソフトバンク などは買い優勢となっている。
また、大手銀行株では、みずほフィナンシャルグループ 、三菱UFJフィナンシャル・グループ は売り買いきっ抗だが、三井住友フィナンシャルグループ は買い優勢となっている。