2013年9月27日金曜日

9/27テラ---再生医療分野を促進する政策もフォローの風に

(2191)  テラ  3315  +200
テラ(2191)は、東大医科研発のバイオベンチャー。がんの最先端治療法である「樹状細胞ワクチン療法」(免疫細胞療法)等、細胞医療に関するノウハウ提供や研究開発を行う。2013年12月期の連結業績は、売上高が前期比11.2%増の1,717百万円、経常利益は同54.4%減の100百万円となる見通し。培養施設を販売・保守管理する子会社の業績が好調で増収を見込む一方、将来の成長に向けた研究開発費の増加等で減益を見込む。今後の成長戦略として「医薬品化等の推進」と「アジア市場への展開」を掲げる。医薬品化等の推進では、既に細胞医薬品製造のための予備試験を開始し、2014年中にも治験申請する予定。アジア市場への展開では、現在はアセアンや中国の医療機関等と提携を協議中である。再生医療分野発展を促進する薬事法改正等が今国会にも成立見込みなど、政策面でも同社の今後の成長にとってフォローの風が吹いていると言えよう。