2013年9月18日水曜日

9/18バイオやゲーム関連、出遅れ感の強い材料株への見直し

日経平均は反発。193.69円高の14505.36円(出来高概算30億8000万株)で取引を終えた。先物主導によるプログラム売買が断続的に入るなか、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)、ファナック(6954)、東京エレク(8035)、信越化(4063)、など指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する展開だった。
 後場寄り付き直後には一時14625.97円まで上げ幅を広げる局面をみせたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする様子見ムードが燻るなか、大引けにかけてはやや上げ幅を縮めている。東証1部の騰落銘柄は値上がりが全体の6割を占めている。ただ、前引け段階では7割近くを占めていたため、日経平均は値がさ株に支えられているが、FOMCの結果を控えて全体としては手掛けづらい状況でもあったようだ。

 また、五輪関連の一角が上げ一服となるなか、バイオやゲーム、出遅れている材料株など、物色対象に変化がみられていた。循環的な物色が続くとみられるが、五輪関連については一先ず買い疲れ感もあるようだ。その間にバイオやゲーム関連、出遅れ感の強い材料株への見直しが続くようだと、結果的には全体的な底上げにつながりそうである。
 まずは、FOMCの結果を受けた米国市場の動向や為替動向次第ではあるが、日経平均は過熱を抑えつつ、7月高値を意識したトレンド形成が期待されてきそうだ。
(引用元:フィスコ)