2013年9月20日金曜日

9/20日の注目個別銘柄

(5391)A&Aマテリアル  137  +25
急伸。年初来高値を一気に更新、2008年以来の株価水準にまで上昇している。足元では、デイ・シイ(5234)、東亜建設(1885)など、太平洋セメントグループのインフラ関連株の人気化が目立っていた。建材を手掛けている同社にも、短期資金の物色が波及する状況に。株価の値頃感の強さも妙味に。

(7735)  スクリーン  554  +16
買い先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も560円から675円に引き上げている。TSMCの最先端投資の前倒し、コータ・デベロッパの量産ラインでのシェア上昇など、同社を取り巻く環境は大きく好転したと捉えているもよう。北米半導体製造装置BBレシオは低下しているものの、買い先行の展開となっている。なお、CSでは、東京エレク(8035)や日立国際(6756)の投資判断も同様に格上げしている。

(4911)  資生堂  1725  +95
買い優勢。シティでは、投資判断を「3」から「1」に一気に2段階格上げ、目標株価も1200円から2000円に引き上げている。国内売上は回復に転じ、抜本的なコスト削減も計画を上回って推移と。今期業績はコンセンサスを大きく上回り、16.3期には過去最高水準までの回復を予想しているようだ。ちなみに、今期営業利益は会社計画390億円に対して、シティでは515億円の予想となっている。

(3092)  スタートトゥデイ  2720  +155
しっかり。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断「買い」継続で、目標株価を3100円から3300円に引き上げている。ファッションECにおけるデファクト・スタンダードとして、同社の競争優位性が鮮明になっていることが確認できたと。今期以降の業績予想を引き上げているもようだ。また、クレディ・スイス(CS)でも、ZOZOTOWNに関してのポジティブなコメントをリリースしている。

(6361)  荏原製  571  +33
買い優勢。野村では、精密・電子事業の生産拠点である熊本工場の訪問レポートをリリースしている。CMP装置の受注は9月から回復基調、海外顧客向け中心に受注回復が見込まれているようだ。同装置の生産レベルは、今上期の月産2-3台から、下期には月産10台強へ増加する見通しと。同事業の拡大に伴う業績への寄与が期待される状況のようだ。

(6727)  ワコム  999  +53
続伸。前日には岡三が投資判断を「中立」から「強気」に格上げ、円安メリットやコンポーネント事業の出荷数量増加に伴い、今期業績は会社計画を上回ると予想している。また、製では、テクノロジーセクターのレポートにおいて、電子部品セクターの中では、Galaxy Note3の生産計画拡大の恩恵を享受する同社がトップピックと評価へ。

(1928)  積水ハウス  1305  -29
さえない。シティでは投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価は1600円から1450円に引き下げている。今期業績は大幅に上方修正されたが、10月以降の月次受注はマイナスに転じる可能性が高く、当面の好材料は出尽くしたと考えているもよう。また、受注弱含み、「国際」の本格収益貢献の遅れを前提とすれば、中期的な減益回避にも確信が持てないと。

(3288)  オープンハウス  2245
本日東証1部に新規上場、公募価格1780円を18%上回る2100円で初値を付け、その後も堅調な動きが続いている。東京五輪開催決定、基準地価の上昇などといった追い風にも乗り、市場予想を上回る初値形成となった。また、東証1部直接上場銘柄のセカンダリーでの好パフォーマンスが続いていることも、買い安心感につながる格好のようだ。

(7731)  ニコン  1809  +109
大幅高。特に明確な材料は観測されていないが、対ユーロでの円安進行などを受け、ユーロ高メリット銘柄として見直しの動きが進む格好と見られる。本日は同様にエプソン(6724)なども強い動き。決算嫌気などで株価のパフォーマンスはこれまでさえなかったが、足元では下げ止まりの様相も見せてきており、ショートカバーの動きなども強まっているもよう。比較的、半導体製造装置各社には、ショートが溜まっているとの見方も多い。さらに、露光装置の競合となる海外メーカー、ASMLの株価上昇が続いていることなども刺激か。

(7276) 小糸製  1890  +88
しっかり。三菱UFJでは投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2300円としている。新規拡販に伴う強いトップライン効果の発現可能性を評価のもよう。今期業績計画は保守的と判断しているほか、中期的にもヘッドランプLED化進展によって付加価値低下の抑制にも期待と。新興国依存度も低いと指摘している。
(引用元:フィスコ)