2013年9月25日水曜日

9/25新興株、決算発表前に利益確定売り・福永氏 学会シーズンでバイオ関連は注目

福永博之・インベストラスト代表取締役 10月下旬から4~9月期決算の発表が本格化する前に、10月前半はひとまず利益を確定する売りが出やすいだろう。政府は10月1日に消費増税を正式に表明する方針。内需関連株の多い新興企業株市場では、増税後の消費の反動減を懸念した売りも出やすいとみている。
 10月はノーベル賞の発表など学会シーズンでもある。昨年は京大の山中伸弥教授がiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した。今年も話題が出てくればバイオ関連株の追い風になるだろう。もっとも、業績で選別投資する傾向は強まっており、関連銘柄が幅広く買われる展開は考えにくい。
 新興企業株市場ではこれまで外国人投資家の買い越しが続いている。12月に決算期末を控える海外のヘッジファンドは例年、10月後半から11月にかけて思惑的な売買を仕掛ける傾向がみられる。相場が下落基調になり始めると利益確定の売りが増える可能性もあり、警戒が必要だ。
(引用元:日経QUICKニュース)