2013年9月27日金曜日

9/27マーベラス---コンシューマ事業好調で1Qは大幅増収増益、今後は新作投入で更なる収益拡大へ

(7844)  マーベラス  541  -6
マーベラスAQL(7844)は、ゲーム・映像・音楽などの制作・販売や、舞台興業を展開する総合エンターテイメント企業である。

8月7日に発表した第1四半期(4-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比46.2%増の44.10億円、営業利益が同3.05倍の8.49億円となった。コンシューマゲームソフトについて、国内ではPS Vita向けで、海外ではWii向けでそれぞれ販売が好調に推移したほか、「ポケットモンスター」を題材としたアーケードゲーム「ポケモントレッタ」の好調が継続したことなどにより、大幅な増収増益となった。

業績予想は、上期予想については、既存ソフトのリピート受注が当初計画を上回って推移しているために上方修正した。通期予想については、期初計画を据え置いており、売上高が前期比13.8%増の200.00億円、営業利益が同24.5%増の29.00億円としている。営業利益の進捗率を見ると、修正後の上期計画に対して76.5%、通期計画に対して29.3%と進捗は順調であり、今後の進捗次第では通期業績の上振れ余地は十分にあると考えられる。

通期計画の達成に向けた取り組みをセグメント別に見ると、まず、オンライン事業では、引き続きモバイル中心にヒットコンテンツの創出拡大に努める。次に、コンシューマ事業についても同様に、新作ゲームのヒットを目指すほか、ヒット中の「ポケモントレッタ」に継続注力する。最後に、音楽映像事業については、定番シリーズを中心に底堅い収益が見込めるとしている。