2013年7月16日火曜日

関西電力が4日ぶり反発、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は2000円に引き上げ

 関西電力(9503.T)が4日ぶり反発。 SMBC日興証券では12日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1600円から2000円に引き上げている。  同証券では従来想定より高浜3・4号の再稼働が早期化するとみて、業績予想を上方修正。16年3月期の予想配当を50円(従来40円)に変更し、目標株価も引き上げている。  同証券では連結営業利益について、14年3月期75億円(前期は3140億1200万円の赤字、会社側計画は非開示)、15年3月期1354億円(従来499億円)、16年3月期1925億円(同1071億円)と試算している。  午後1時18分時点の株価は45円高の1480円。 九州電力(9508.T)が反発。SMBC日興証券では12日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1600円から2000円に引き上げている。  同証券では、16年3月期配当予想を50円(従来40円)に引き上げ、目標株価も引き上げている。政府や原子力規制委員会が参議院選挙後に原子力政策をより積極化するとみて、50円配当実施の可能性が高まったと判断したという。投資リターンがセクター中央値を上回ると考えられることから、投資判断は「1」を継続するとしている。  また、仮に玄海3・4号が再稼働のメドが立たなくなった場合には、電変を活用した電気料金の再値上げを申請する可能性が高いと同証券では見ており、いずれのシナリオにおいても、15年3月期に黒字化を果たす可能性は高いと考えていると指摘している。  午後1時25分時点の株価は20円高の1523円。