2013年7月26日金曜日

26日のPTS注目ポイント=LINE関連銘柄

26日の通常取引は、円高進行に加え、午後2時に市場予想を大幅に下回る業績見通しを開示したJFE(5411)が急落したことで投資家の心理が悪化。日経平均株価は3週間ぶりの安値を付けた。国内の企業決算が出始めているうえ、米国では金融緩和が長期化するとの見方が広がり始めており、FOMC(米連邦公開市場委員会)を来週に控えた週末は主力株を中心に手掛けにくさがあったようだ。

 こうしたなかでも堅調だったGMO(9449)は、子会社の「LINEフリーコイン」の販売開始を材料視した買いが流入。GMOだけでなく、関連会社のGMOAP(4784)はストップ高配分された。また、同様の材料で7月上旬に連騰したADWAYS(2489)も買いが先行。LINE関連ではネオス(3627)も急騰した。高値更新後に利益確定売りが優勢となったメディア<3815 .t="">も関連銘柄だ。スマートフォン関連は値動きの良い銘柄が多いだけに、相場が荒れるようだと主力株からいったん資金が流入しやすいとの声もあった。

 引け後の発表では、14年3月期連結業績予想の上方修正で、13年9月中間期でも最終黒字を確保できる見込みになった日立国際(6756)、中間期業績予想を上方修正したスタンレー<6923 .t="">などに注目しておきたい。きょうは大きく売られており、業績予想の見直しがポジティブサプライズになれば、きょうの下げの反動期待も膨らみそう。14年3月期連結業績予想を上方修正したユタカ技研(7229)などもマークしておきたい。