2013年7月29日月曜日

神戸鋼が上げに転じる、中間期・通期業績予想を上方修正


 神戸製鋼所(5406)が後場上げに転じ、一時8円高の155円を付ける場面があった。29日午後1時30分に13年9月中間期(4-9月)および14年3月期の連結業績予想の上方修正を発表し、評価機運が高まった。

 通期業績見通しでは、売上高が前回予想の1兆7900億円から1兆8600億円(前期比10.4%増)、経常利益は同450億円から600億円(前期は181億4600万円の赤字)に引き上げられた。自動車向け需要の堅調などから、鋼材やアルミ・銅圧延品の販売数量が想定を上回り、油圧ショベルやクローラクレーンの販売台数についても国内外で想定を上回る見通し。なお、未定としていた配当については、中間期は見送りとし、期末は未定。

 同時に発表された第1四半期(13年4-6月)決算は、売上高が4186億1900万円(前年同期比3.6%増)、営業損益が193億5800万円の黒字(前年同期は27億9800万円の赤字)だった。