2013年7月31日水曜日

フォスターは1Q業績がV字回復もサプライズなく利益確定売りで急反落

フォスター電機 (6794) は、136円安の1726円と急反落している。
(以下引用)
前日30日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、V字回復して市場コンセンサスを上回ったが、期待を高めた業績上方修正に至らずサプライズがないとして、5月22日につけた年初来高値1990円に迫る高値水準で利益確定売りが先行している。

  1Q業績は、前年同期比40%増収、3.1倍経常増益、6.1倍純益増益と伸び、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、52~62%と目安の50%を上回った。市場コンセンサスも、経常利益が8億円強、純利益が6億円強オーバーした。

  薄型テレビなどのAV機器関連は引き続き厳しい状況が続いたが、スマートフォンや車載関連機器がグローバルに好調に推移、携帯電話用ヘッドセットなどの生産、出荷が好調に推移し、車載用スピーカ・スピーカシステムなどが、北米市場を中心に堅調に推移したことが要因となった。今期2Q累計・通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、48億円(前期比44%増)と続伸を見込み、ここでも市場コンセンサスをクリアする。

  株価は、今期業績の続伸・増配予想でストップ高を交えて年初来高値まで650円高し、全般相場急落とともに1403円までほぼ往って来いの調整となり、先行発表された米アップル社の4~6月期決算では、利益は連続減益となったが、iPhone、iPadの販売台数が市場予想を上回ったことに反応し1700円台まで持ち直した。PERは8倍台、PBRは0.9倍と売られ過ぎを示唆しており、下値では下げ過ぎ訂正買いの再燃も見込まれる。(引用元:日本インタビュ新聞社)