2013年7月23日火曜日

TDKが3日ぶり反発、クレディスイス証は「アウトパフォーム」継続、目標株価は4400円に引き上げ


 TDK(6762)が3日ぶりに反発。クレディ・スイス証券では23日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は同証券業績予想の修正に伴い4200円から4400円に引き上げられている。

 同証券では、14年3月期第1四半期(14年4-6月)連結営業利益を52億円と予想。HDDヘッド数量低迷により業績改善停滞も、最大の懸案事項であった受動部品事業は黒字転換したと推測。MLCC(積層セラミック・コンデンサー)も収支均衡まで改善し、高周波部品も前年同期比で赤字半減、第2四半期(13年7-9月)には単月黒字化の可能性が高まっている印象としている。

 HDDヘッドについては、減益トレンドの継続を予想するものの、受動部品事業の収益拡大でカバー可能と考えており、株式市場の注目はHDDヘッドのリスクよりも、受動部品事業の改善期待に移行し始めようとコメントしている。

 午後零時39分時点の株価は35円高の3730円。