2013年7月22日月曜日

楽天が反落 電子書籍端末値下げに警戒

楽天が(4755)3営業日ぶりに反落。
(以下引用)
後場に入って一時前週末比16円(1.2%)安い1324円まで下落する場面があった。20日付の日本経済新聞朝刊が「楽天は19日、電子書籍端末『kobo(コボ)』の主力モデルの価格を6980円から5480円に2割強引き下げた」と報じた。大幅値下げで専用端末の販売をテコ入れする狙いだが、値下げによる利益率の低下を懸念した売りが出ている。

 楽天は主力モデル「コボタッチ」を昨年7月に発売。11月にも値下げしているため、今回は発売から1年で2度目の値下げとなった。米アマゾン・ドット・コムも電子書籍の購入額の30%をポイントとして還元するキャンペーンを展開するなど、電子書籍端末を巡る競争は激化している。楽天は電子書籍端末事業で赤字が続いているが、「主力の『楽天市場』などの利用者に対して端末を普及していければ今後の成長が見込める」(いちよし経済研究所の納博司主席研究員)という。

 もっとも、市場では「積極的に売り進む動きにはなりにくい」(納氏)との声が聞かれた。21日に投開票された参院選で与党が過半数を獲得し、衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」が解消。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」では大衆薬のネット販売解禁が成長戦略に掲げられており、納氏は「政策への期待は買い材料になる」と指摘していた。(引用元:日経QUICKニュース)