2013年10月30日水曜日

10/30ガンホーがストップ安、四半期ベースでの減収減益決算を嫌気

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)が続急落。前日比1万5000円ストップ安の6万4700円まで売られ、午前9時53分時点では同値のウリ気配となっている。29日引け後、13年12月期第3四半期の連結決算を発表。四半期ベースでの減収減益決算を嫌気した。

 第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高1162億6100万円(前年同期比9.9倍)、営業利益685億1500万円(同28.5倍)。かつての主力だったオンラインゲーム事業は赤字だったものの、スマートフォン(多機能携帯電話)向けゲームを中心としたモバイルコンシューマ事業が引き続き好調。大ヒット中の「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のほか、「ケリ姫スイーツ」や新作の「ディバインゲート」なども人気を集めている。ただ、四半期ベースの売上高は、第3四半期(7-9月)が416億円と第2四半期(4-6月)の437億円から減収となった。利益面では、第2四半期の営業利益が265億3800万円、純利益が158億5800万円だったのに対し、第3四半期の営業利益は233億6100万円、純利益は144億3800万円と四半期ベースで減益となっている。

 同時に、12月31日を基準日(同日は株主名簿管理人の休業日のため実質的には12月30日)、14年1月1日を効力発生日として1株を100株に分割すると発表。また、14年1月1日付で1単元を100株とする単元株制度を採用するとした。分割と単元株制度の採用に伴う投資単位の実質的な変更はない。