2013年10月22日火曜日

10/22PM2.5関連株に物色の矛先が向かう、大気汚染の深刻化を懸念


 中国東北部で発生した大気汚染から「PM2.5」(微小粒子状物質)関連銘柄に物色に矛先が向かっている。現地の気温が低下し、暖房需要増で石炭火力発電の稼働率が高まったためとみられ、排煙に多く含まれるとされる「PM2.5」の排出が増加。冬に向かい、暖房需要が増す状況が想定され、今後、大気汚染の深刻化が懸念される。

 PM2.5などの微小粒子状物質を簡易的に連続測定するセンサーを手掛ける神栄(3004)が、一時42円高の300円ちょうどまで買われ東証1部値上がり率上位のほか、防毒マスクなどを手掛ける興研(7963)が同141円高の3140円、重松製作所(7980)が同102円高の1045円まで買われている。また、クリーンルームを手掛ける日本エアーテック(6291)が同29円高の534円を付けている。

 午前10時37分時点の株価は、神栄が前日比27円高の285円、興研は同76円高の3075円、重松製は同70円高の1013円、エアーテックは同16円高の521円。