2013年11月8日金曜日

11/8シュッピン---「ワンプライス買取」好調、円安効果で外国人顧客が増加

(3179) シュッピン 1052 -53

中古カメラなどのネット販売を手掛けるシュッピン(3179)は7日、第2四半期(4-8月)業績を発表。売上高が前年同期比25.5%増の71.08億円、営業利益が同89.5%増の3.01億円、四半期純利益が同81.9%増の1.78億円だった。通期計画に対する第2四半期営業利益の進捗率は62.5%となる。安心安全に利用できる仕組みとして「ワンプライス買取」を開始したことや、専門性の高い鑑定で良質で豊富な品揃えを維持したこと、あわせて円安効果による外国人顧客の増加などが売上拡大につながった。

カメラ事業では、情報掲載ページ「MAP TIMES」のリニューアルやソーシャルメディアと親和性の高いコンテンツを充実させることで、サイト訪問者の増加を図っている。また、顧客利便性の高い「ワンプライス買取」の開始により、中古買取が増加。

体制面では買取から商品化までの作業効率を改善したことにより、買取と販売サイクルの好循環が図られ、売上高は前年同期比26.3%増、利益は同39.2%増だった。

時計事業では、各種支払方法の用意、最短即日を可能とする迅速な商品発送、補償修理体制など顧客満足の最大化を図った結果、売上高は同19.2%増、利益は同173.7%増。筆記具事業は記念限定品やオリジナル商品を取り揃えたほか、買取額アップなどの効果により、売上高が同41.8%増、利益は黒字に転じている。なお、自転車事業については、専門店としての訴求を行ったことで売上高は同52.2%増だったが、営業コストは補えなかった。

通期については、売上高が前期比10.6%増の137.88億円、営業利益が同23.5%増の4.81億円、純利益が同20.0%増の2.78億円とする期初計画を据え置いている。シュッピン<3179>はインターネットなどにおいて、主にカメラ関連の中古品の買取と販売、新品の販売を展開する。初心者から愛好家までの幅広い層を対象に、「イーコマースにおける中古品取引ナンバー1」を目標としている。