2013年11月15日金曜日

11/15Iスペース---アフィリエイトの好調持続、メディア事業の収益改善に注力

(2122)  Iスペース  -  -
アフィリエイト広告大手のインタースペース<2122>は12日、2013年9月期業績を発表。売上高は前期比22.7%増の151.82億円、営業利益が同5.4%増の5.92億円、純利益が同18.2%増の1.97億円だった。インターネット広告事業では、主力のアフィリエイトサービスにおいて、金融カテゴリーの売上が堅調に推移した。

セグメント別では、インターネット広告事業の売上高が前年同期比22.9%増の141.67億円、営業利益が同2.4%増の7.42億円。携帯電話販売店舗向けの店舗アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」において、販売店舗網の拡大と、スマートフォン向けアプリプロモーションが好調。また、得意とする「金融・保険」カテゴリーにおいて、円安や株高を背景とした広告需要が拡大し、売上が大きく伸長した。一方、今後の販売戦略上の対応として、アフィリエイトネットワークの強化を目的とした媒体仕入等のコストが増加している。

メディア運営事業の売上高は同20.3%増の10.15億円、営業損失が1.50億円(前年同期は1.64億円の営業損失)だった。ママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」は、利用ユーザー数が大きく増加し、更なる拡大が期待されるサイトに成長。そのほか、得意とする占いや恋愛シミュレーションゲームに資源を集中し、新規タイトルのリリースに注力。一方、課金状況の変化や1ゲーム辺りのライフサイクルの短期化などが影響。

2014年9月期については、売上高が前期比8.7%増の165.00億円、営業利益が同8.5%増の6.42億円、純利益が同61.7%増の3.19億円を見込んでいる。主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」を中心に、自社広告サービスの販売強化、メディア事業の収益改善に引き続き注力。「ママスタジアム」のブランディング強化、恋愛系を中心とした新規ソーシャルアプリのリリースに注力する。

インタースペース<2122>は、アフィリエイト広告大手の一社。主力のインターネット広告事業では金融業界やオンラインゲーム業界向けに強い。