2013年11月7日木曜日

11/7コロプラが大幅反発 7~9月期の営業増益を好感

コロプラ(3668)大幅反発。
前日の大引け後に発表した2013年7~9月期の単独決算は営業利益が4~6月期と比べて34%増の23億円だったと発表した。13年9月期通期の営業利益は前の期比3.8倍の57億円となり、好業績に対する見直し買いが入っている。

 スマートフォン(スマホ)向けゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」のダウンロードが好調に推移した。14年9月期の売上高は前期比2倍の336億円、営業利益は2.1倍の120億円を見込む。市場では「売り上げ、利益とも倍増となる見通しは想定よりも強気だった。成長期待は大きく株価も底堅く推移するだろう」(SMBCフレンド調査センターの宮崎充主任研究員)との見方があった。

 もっとも、「魔法使いと黒猫のウィズ」は10月末に累計1100万ダウンロードを突破している。宮崎氏は「ユーザー数の伸びはまだ期待できるが、ゲーム業界はユーザーが飽きてしまうのも早いため、『黒猫のウィズ』の次の大型ヒットを出すことが必要」と指摘する。

 同じゲーム株ではガンホー(JQ、3765)も7営業日ぶりに反発し、一時前日比2700円高い5万9200円まで上昇した。10月29日に発表した13年7~9月期決算で連結営業利益が4~6月期に比べて12%減となったことを受けて、株価は前週に約24%下落した。きょうは値ごろ感からの買いが入ったが、市場では「(主力のスマホゲームの)『パズル&ドラゴンズ』以外のゲーム利用者の伸びが確認できなければ、株価は上昇基調を維持するのは難しいだろう」(岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリスト)との声が聞かれた。(引用元:日経QUICKニュース)