2013年11月29日金曜日

11/29テクノスJ、中・長期成長へ加速

テクノスジャパン(テクノスJ)(3666)は基幹業務システムの導入コンサルティング・構築に強みを持ち、製造業を中心に100社以上の導入実績を持つ。

 ビッグデータ、クラウドなど新たなプラットホームが現れ、事業環境が急変しており、同社にとっては事業拡大のチャンスが広がっている。こうしたなかで、中・長期的な成長のため、営業体制の強化、人材育成・確保に注力。さらに、海外進出する日本企業の需要に応えるため、同社自身の海外展開にも力を入れている。

 今期(14年3月期)スタートの中期経営計画では、中核であるERPビジネスの着実な成長とともに、ビッグデータ解析など新事業の拡大にも取り組む構えだ。10月に設立した子会社TDSM(テクノス・データ・サイエンス・マーケティング)により、基幹系データと情報系データのシナジー(相乗)効果を生むためのプラットホーム構築のほか、戦略的な業務提携も視野に入れている。

 さらに、業務コンサルタントからデータ解析まで企業に対する経営支援施策を強化して、中期経営計画の最終年度である16年3月期にはグループの連結売上高70億円(今期予想44億5900万円)、営業利益率10.7%(同9.3%)を目指す。

 直近の株価は新たに上値を追う展開となっており、当面は上昇トレンドが見込めそうだ。