2013年11月26日火曜日

11/26PTS注目ポイント=東証1部へ市場変更の楽天、LINE関連株など

26日の日経平均株価は前日比103円安の1万5515円と4営業日ぶりに反落。為替相場が円高方向に振れたことや、前日までの上昇ピッチが速かったことから、目先的な過熱感から戻り売りに押される展開となった。一方で新興市場は直近IPO(新規上場)銘柄やLINE関連株などが活況となり、マザーズ指数、ジャスダック平均株価が続伸した。

 個別では大和証券が25日付で投資判断を「3」(中立)から「1」(買い)に2段階引き上げたジェイテクト<6473 .t="">が高い。また、25日に無料通話・チャットアプリのLINE(東京都渋谷区)が世界利用者が3億人を超えたと発表、関連銘柄としてアドウェイズ<2489 .t="">、ネオス<3627 .t="">、セック<3741 .t="">、GMOAP<4784 .t="">などが上昇しておりPTSでも物色される可能性がある。

 ほか、東証1部で主力株の上昇が一服したことを受け、熊谷組<1861 .t="">、鉄建<1815 .t="">など中低位建設株、日本トリム<6788 .t="">のような値動きの軽い値がさ株を物色する流れが復活している。

 引け後にはジャスダックの楽天<4755 .t="">が12月3日付で東証1部へと市場変更することが発表された。同社は東証1部への上場と東北楽天イーグルスの初優勝を記念した増配を実施することも発表した。このほか、内田洋行<8057 .t="">が14年7月期第1四半期(13年7月21日-10月20日)の連結決算を発表。売上高は297億7600万円(前年同期比7.1%増)、営業赤字3億5600万円(前年同期は6億2900万円の赤字)と前年同期に比べ赤字幅が縮小した。また、ゲンキー<2772 .t="">が発表した11月の全社月次売上高は前年同月比4.9%増と、2カ月連続で前年同期実績を上回った。