新生銀行(8303)が堅調な値動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に引き上げ、目標株価は260円を継続している。
同証券では、コンシューマーファイナンス業務の底打ち、ノンリコースローンの償却債権取り立て益などにより、バリュエーションのもとになる平準化当期利益を引き上げ、また、自己資本比率改善により、バランスシート余力の価値も引き上げている。インフレ期待低下と金利上昇時期の遅れにより、適正PERを従来の14.3倍から12.7倍に引き下げているものの、目標株価は据え置かれている。
一方で、株価下落により目標株価までの上昇余地が拡大したことから、レーティングは引き上げられている。追加緩和期待拡大により不動産市況が改善した場合、カバレッジ行の中で最もメリットが大きい銘柄と考えているという。
午後零時46分時点の株価は前日比3円高の226円。