2013年11月11日月曜日

11/8フィールズ---IP(知的財産)を主軸に多メディア展開を積極化

フィールズ(2767)  1798 -55

遊技機商社のフィールズ(2767)は6日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前期比25.0%増の363.85億円、営業損益は21.76億円の黒字(前年同期は18.59億円の営業損失)、四半期純損益は14.34億 円の黒字(同9.80億円の純損失)に転じた。遊技機事業において、パチンコ・パチスロともに販売が好調に推移し、販売台数が前年同期と比較して増加した。

中長期的な成長戦略として、キャラクターをはじめとしたIP(知的財産)を主軸において、取得・保有・創出したIPの価値を最大化することで、中長期の視点に立った持続的な成長を目指している。現在、コミックス、アニメーション、映画/テレビ/舞台、ゲーム事業などのインタラクティブ・メディア、コンシューマプロダクツ、パチンコ・パチスロの6分野で、IPの価値向上を推進するとともに、各分野が連携してIPの育成・事業化に取り組んでいる。

コミック誌「月刊ヒーローズ」は、連載作品「ULTRAMAN(ウルトラマン)」の単行本第3巻を刊行し、累計発行部数が約90万部に迫る。「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」は、コミック誌と連動したテレビアニメ、グッズ開発・販売、ソーシャルゲームの開発など多メディア展開へ。インタラクティブ・メディアの分野では、ソーシャル・ゲーム4タイトルを配信。パチンコ・パチスロの分野では、パチンコ遊技機の販売台数が約11万台(前年同期比 約6.3万台増)、パチスロ遊技機の販売台数が約6.1万台(同約0.7万台増)となった。

通期については、売上高が前期比11.0%増の1200億円、営業利益が同21.2%増の125億円、同33.4%増の63億円とする期初計画を据え置いている。

フィールズ<2767>は業界最大手の遊技機商社。大手遊技機メーカーと提携し、魅力的な商品を市場へ提供できる企画・開発力が強み。「すべての人に最高の余暇を」を企業理念に、パチンコ・パチスロ分野に軸足をおいたビジネスモデルからIP(Intellectual Property:知的財産)を主軸としたビジネスモデルへの戦略転換を図っており、人気キャラクターの創出と育成などに注力。