2013年8月22日木曜日

8/22東洋水産が堅調、SMBC日興証は投資評価「1」に2段階格上げ、目標株価も引き上げ

東洋水産(2875)が堅調に推移し、一時166円高の3145円を付ける場面があった。午前10時10分時点で91円高の3070円となっている。SMBC日興証券が21日付で、投資評価を「3」(アンダーパフォーム)から「1」(アウトパフォーム)に2段階格上げし、目標株価を2570円から3580円に引き上げたことで、見直し買いにつながった。

同証券では、利益予想を上方修正した。北米の即席めん事業で簡便食品類の価格が従来予想ほど下落しておらず、同事業の営業利益率は17-18%を維持できていると指摘。国内では、「マルちゃん生麺(せいめん)」のヒットを受け、ライバルメーカーが類似製品を発売してきたため、競争激化による収益圧迫を予想してきたが、従来の袋めん製品とは異なる需要を獲得できたことで、悪影響がみられないため、国内事業の収益は改善すると判断している。