2013年12月20日金曜日

NISAにピッタリ銘柄

 タカショー<7590 .t="">に狙い目がある。低額投資の高配当利回り銘柄であり、NISA資金ニーズに十分対応が可能だ。最低売買単位は100株で投資金額は5万4200円(20日時点、手数料などを除く)。14年1月期(13年1月21日-14年1月20日)は期末一括配当で19円(前期末は15円)を予定し、配当利回りは3.5%と高水準に及ぶ。権利付き最終日は14年1月15日で、すでに1カ月を切っており、配当取り妙味が膨らみやすい。

 今期連結業績は、売上高が183億6200万円(前期比9.6%増)、営業利益が12億5400万円(同42.3%増)を見込み、連続で最高利益を更新してくる。第3四半期累計(13年1月21日-10月20日)決算では、一般向けのホームユース部門が異常気象の影響で低調となり、販管費増加もあって営業2.9%減益を余儀なくされたが、設計施工を必要とするプロユース部門は好調に推移。来年4月の消費税増税を前にした駆け込み需要などにより、新設住宅着工件数の増加とともに同部門は拡大基調にあり、通期目標は達成可能とみられている。

 株価は11月20日に戻り高値597円を付けたあと、調整足に転じたが、それも540円近辺での値固めが進み、きっかけ待ちの様相を呈している。

昭文社―低PBR割安株、アプリへの展開に期待
 地図や旅行ガイドブックなどを手掛ける昭文社<9475 .t="">を仕込みたい。紙媒体による地図出版物の売上減少が警戒されるものの、今後は、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及によりスマホ向けナビアプリや簡易型ナビゲーション向けの売上が伸びることが予想される。また、旅好きな女性に支持を得ている「ことりっぷ」でのコミュニティーサイトのオープンや、通販サイト「ことりっぷお取り寄せ」を開始するなど、旅行に関連したスマホ向けサービスを強化している。また、訪日外国人観光客用アプリ「MAPPLE-LINK」の提供を10月から開始。今後も訪日外国人の増加が見込まれるなか、同アプリの普及が進むことも期待される。

 14年3月期の連結業績は、売上高139億9000万円(前期比4.4%減)、営業利益4億5000万円(同65.3%増)、純利益3億3000万円(同7.8%減)を予想。原価率の改善や販管費の抑制が売上の減少を補い営業利益は増益を見込む。PBRは0.3倍台にあり、解散価値とされる1倍割れの状況にあり、割安感がある。期末一括配当は20円を計画し、配当利回りは3.2%に達している。東証1部銘柄平均の1.6%に比べ高い利回りも魅力。

 株価は3月21日に年初来高値645円を付けたあと、調整に入り4月2日に年初来安値となる545円まで下げる場面がみられた。6月6日に再度545円を付け2点底を形成。その後は下値を切り上げる堅調な展開となっている。

エナリス―時流に乗った事業展開に成長期待あり
 エナリス<6079 .t="">に注目したい。13年10月に東証マザーズに上場した。足元の株価は1500円台前半。売買単位は100株で、1投資単位は15万円台にとどまる。時流に沿った事業を手掛けていることから今後の成長が見込まれ、大きなリターンを生み出す可能性がある。

 電力運用や調達の改善サービスのほか、電力卸売りや新エネルギー参入のためのコンサルティングなどを手掛ける。東日本大震災をきっかけにした節電・コストダウン意識の広がりや、再生可能エネルギーへの関心の高まりなどを背景に成長期待がある。直近では、バイオマス発電事業への参入を発表した。13年12月期連結業績は増収増益見込みで、売上高は前期比2.0倍の102億9800万円、営業利益は同64.6%増の8億5600万円、純利益は同43.7%増の5億9100万を計画している。

 株価は10月22日に上場来高値2578円を付けた。上場直後に急騰した反動からさえない値動きが続いていたが、直近は落ち着きがみられ、下値も堅い。今後の成長性を見込んで仕込んでおきたい。