2013年12月12日木曜日

12/12住友化が一時6%安 日東電の下方修正で連想売りか

住友化学(4005)大幅に続落。

朝方に前日比26円安の391円と下落率は6%に達する場面があり、後場も安い水準で推移している。日東電(6988)が前日、2014年3月期連結業績について、純利益が前期比6%減の410億円と一転減益になるなどの下方修正を発表し、一時20%近く下げるなど急落している。日東電の下方修正はタッチパネル向けフィルムや液晶パネル向け偏光板などの低迷が背景で、これらの事業領域が重なる住友化にも収益減速を警戒した売りが出ているとの見方が多い。

 住友化は、石油化学関連など他の分野も大きなウエートを占める。市場では「実際に日東電と同様の状況かどうかは見定める必要があり、現時点では連想の域。10日に年初来高値(430円)を付けたばかりとあって、利益確定売りを誘った面も大きそうだ」(マネックス証券の金山敏之シニア・マーケット・アナリスト)との声も聞かれた。ただ、きょうの急落で25日移動平均(前日時点で399円)を下回り、テクニカル分析では11月上旬から続いてきた上昇基調の一服を示唆する形となっている。(引用元:日経QUICKニュース)