2013年8月9日金曜日

「盆休みの円高イメージで上げ渋る展開」

今日の海外市場を読む

 本日9日の欧米市場のドル・円は、15日の米国債償還・利払いの円買い圧力への警戒感による、安倍トレード(日本株買い・円売り)ポジションの手仕舞いで上げ渋る展開が予想される。

 ドル・円相場は、米国連邦準備理事会(FRB)による資産購入プログラム縮小に関する材料が、9月6日に発表される米国8月の雇用統計を受けた9月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)まで無いこと、夏休みで市場参加者が少なくなっていることなどで、安倍トレードポジションの手仕舞いが継続している。

 テクニカル分析では、安倍トレードポジションの手仕舞いの着地点は、半値押し水準、すなわち、ドル・円は90円43銭処、日経平均株価は12085円処が想定される。

 注目ポイントは、4名のFRB高官(エバンズ米シカゴ地区連銀総裁、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁、ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁)が9月のFOMCでの資産購入プログラム縮小の可能性を示唆していることで、5人目、6人目の発言を待つことになる。

 来週は、東京市場が盆休みに入り、本邦輸出企業からの大量のドル売りオーダーが上値を抑えること、15日の米国債償還・利払い絡みの円買い圧力が強まることから、上げ渋る展開が予想される。

 ドル・円は、95円50銭、95円00銭にオプション・バリアーが控えており、閑散取引の中での売り仕掛けに警戒する展開が続く。