小倉クラッチ(6408)は要マーク。カーエアコン用のクラッチを主力とし、自動車の生産・販売増は追い風になる。14年3月期連結業績は、売上高367億円(前期比7.3%増)、営業利益6億円(同2.5倍)を見込み、利益V字回復コースに入る。北米、新興国市場での需要回復とともに、国内事業も円安がプラス作用してくる。ちなみに、今期業績予想の前提となる想定為替レートは1ドル=90円、1ユーロ=120円。現状の為替相場から判断して、円安メリット発生に伴う収益上ブレの可能性が高い。
株価は300円手前と手掛けやすい水準にあるうえ、PER9倍程度、PBR0.3倍台と割安感は申し分ない。視野に入れた年初来高値305円(5月14日)奪回はもとより、一段高に進む素地は十分といえそうだ。
推進中の中期3カ年経営計画によれば、最終年度の16年3月期に向け、3年間で売上20%アップ、経常利益率5%(今期予想1.8%、前期実績0.9%)が目標。クラッチ&ブレーキ事業のコア技術を応用し、より付加価値の高い分野にシフトしつつあり、今後の利益体質強化の流れは注目に値する。