株価チャートを長い目で見ると、上下動を繰り返す一定のリズムが見つかる場合がある。この時間的なリズムを「日柄」という。また、上昇トレンド、下降トレンドの値動きの大きさ(値幅)がパターン化することもある。
今回は、ネット証券のツールを利用して、日経平均の「傾向」と「値幅」と「日柄」を分析してみた。日柄と値幅は、「いつ頃買うか」「いつ頃利食うか」の目安にもなる。
実際に利用したチャート分析機能は、GMOクリック証券の「スーパーはっちゅう君」、松井証券の「ネットストック・ハイスピード」、マネックス証券の「マネックス・マーケットステーション」、ライブスター証券の「livestar R」などに装備されている。各ネット証券の口座開設者向けツールで、利用料はすべて無料だ。
その結果、頂点サイクルは約44日、底のサイクルは約50日と出た。この分析によれば、次回の底は、前回の底8月22日付近から50営業日目で11月5日。次の頂点が前回の9月24日付近から44営業日目で11月26日付近となる。
日柄的に見れば10月上旬から下落が始まったとすれば、この後、11月上旬まで1カ月ほどは軟調な展開が続くことになる。
前出のトレードツールでは、マウスでドラッグした期間に対して「三分割線」や「四分割線」が自動で引ける。日経平均が急落した5月23日から現在までにあてはめると、「三分割線」はしっくり来ないが、「四分割線」だと値動きがピッタリはまっている【図2】。
6月半ばが大底で6月下旬にかけて4分の1戻し(1万3200円付近)でいったん値が止まった。その後上昇で4分の3戻し(1万5000円手前)。7月下旬に反落して4分の1戻しで底打ち。現在、4分の3戻しのポイントに頭を抑えられている状況だ。こういう傾向が見えれば、「4分の1戻し付近で買い」とか「4分の3戻しを突破したら買い」といった作戦が考えられる。
8月28日の終値1万3338.46円から前回同様18.99%上昇すれば1万5871円だったが、約半分の11%上昇で天井を打ち、現状では下落しはじめている【図3】。
この後、前回同様10%下落ならば1万3319円。ただし、上昇率・下落率ともに小さくなる傾向が見えるため、下落率がさらに小さくなるかもしれない。たとえば、【図3】に掲載した支持線(右肩上がりの緑線)で反発する可能性もある。
急落の後はチャンスかもしれない。なぜなら平時の値動きに比べて、戻しが大きく収益率が高いからだ。ただし、急落後に買おうとすると、さらに下げる恐怖心と戦うことになるだろう。ハイリスク・ハイリターンな時期だと言える。
さて、今回は最近の日経平均の値幅と日柄の分析を試みた。ネット証券のツールを利用すれば、マウスドラッグで簡単にできるので、興味を持った方は、ぜひ自分でも試してほしい。
このツールは、日経平均だけでなく、個別銘柄でも利用が可能だ。また、日足だけでなく、週足や月足といった長期のチャート分析をすれば、色々なサイクルが見つかるだろう。
最後に、日柄や値幅を分析しているレポートを紹介しておこう。SMBC日興証券の会員向け隔週刊テクニカル分析レポート「流転」だ。日経平均だけでなく、新興市場、海外株式、金利、為替、コモディティについても分析が行われている。
今回は、ネット証券のツールを利用して、日経平均の「傾向」と「値幅」と「日柄」を分析してみた。日柄と値幅は、「いつ頃買うか」「いつ頃利食うか」の目安にもなる。
実際に利用したチャート分析機能は、GMOクリック証券の「スーパーはっちゅう君」、松井証券の「ネットストック・ハイスピード」、マネックス証券の「マネックス・マーケットステーション」、ライブスター証券の「livestar R」などに装備されている。各ネット証券の口座開設者向けツールで、利用料はすべて無料だ。
日柄的に見れば10月は軟調!?
日経平均の頂点から頂点、底から底の日数サイクルを調べたのが【図1】だ。期間分析ツールは、指定した2点間の日にちと、逆方向に同じ期間のデータ本数を表示する。ここでは、頂点同士、底同士を結んでみた。頂点や底ぴったりではなく、だいたいチャート波動のサイクルが揃う日数に合わせた。その結果、頂点サイクルは約44日、底のサイクルは約50日と出た。この分析によれば、次回の底は、前回の底8月22日付近から50営業日目で11月5日。次の頂点が前回の9月24日付近から44営業日目で11月26日付近となる。
日柄的に見れば10月上旬から下落が始まったとすれば、この後、11月上旬まで1カ月ほどは軟調な展開が続くことになる。
5月23日以降、日経平均は四分割線で区切られる
現在の日経平均は、5月23日の急落からの戻り局面と考えられる。よく株式ニュースなどで「3分の1戻し」とか「半値戻し」などと言われるが、天井から大底を打った後、「3分の1」や「半値」などは、とりあえずどこまで戻すか、当面の目安だ。底付近で買った人は、そういったポイントで利食いを入れてくる可能性がある。前出のトレードツールでは、マウスでドラッグした期間に対して「三分割線」や「四分割線」が自動で引ける。日経平均が急落した5月23日から現在までにあてはめると、「三分割線」はしっくり来ないが、「四分割線」だと値動きがピッタリはまっている【図2】。
6月半ばが大底で6月下旬にかけて4分の1戻し(1万3200円付近)でいったん値が止まった。その後上昇で4分の3戻し(1万5000円手前)。7月下旬に反落して4分の1戻しで底打ち。現在、4分の3戻しのポイントに頭を抑えられている状況だ。こういう傾向が見えれば、「4分の1戻し付近で買い」とか「4分の3戻しを突破したら買い」といった作戦が考えられる。
三角保合突破から「倍返し!」とはならず
5月23日から始まった下落が約20%(5/22~6/13)、その後の反発も約20%(6/13~7/18)。さらに約10%下落(7/18~8/28)。そして、三角保合の抵抗線を上に抜けて、20%上昇の「倍返し」かと思われた。8月28日の終値1万3338.46円から前回同様18.99%上昇すれば1万5871円だったが、約半分の11%上昇で天井を打ち、現状では下落しはじめている【図3】。
この後、前回同様10%下落ならば1万3319円。ただし、上昇率・下落率ともに小さくなる傾向が見えるため、下落率がさらに小さくなるかもしれない。たとえば、【図3】に掲載した支持線(右肩上がりの緑線)で反発する可能性もある。
同じ銘柄を買って儲かる人、損する人
この分析を見ると、同じ銘柄を売買していても、買った日付により20%得する人もいれば、20%損をする人もいることがわかる、。高値づかみをすれば利益をあげにくく、安いところで買えば効率よく儲けられる。当たり前の話だが……。急落の後はチャンスかもしれない。なぜなら平時の値動きに比べて、戻しが大きく収益率が高いからだ。ただし、急落後に買おうとすると、さらに下げる恐怖心と戦うことになるだろう。ハイリスク・ハイリターンな時期だと言える。
さて、今回は最近の日経平均の値幅と日柄の分析を試みた。ネット証券のツールを利用すれば、マウスドラッグで簡単にできるので、興味を持った方は、ぜひ自分でも試してほしい。
このツールは、日経平均だけでなく、個別銘柄でも利用が可能だ。また、日足だけでなく、週足や月足といった長期のチャート分析をすれば、色々なサイクルが見つかるだろう。
最後に、日柄や値幅を分析しているレポートを紹介しておこう。SMBC日興証券の会員向け隔週刊テクニカル分析レポート「流転」だ。日経平均だけでなく、新興市場、海外株式、金利、為替、コモディティについても分析が行われている。