日立(6501)が小幅高となっている。
朝方は前日終値(631円)付近で小動きで始まったあと、やや上げ幅を拡大。一時前日比7円(1.1%)高の638円まで上昇した。
13日付の日本経済新聞朝刊が「日立、東芝(6502)、ソニー(6758)の中小型液晶パネル事業の統合会社で、世界シェア首位のジャパンディスプレイは2013年度内に東京証券取引所に上場する方針を固めた」と伝えた。ジャパンディスプレイは上場で得た資金を増産投資のほか、次世代品となる有機ELパネルの研究開発費用に充て、激化が見込まれるグローバル競争に備えるという。保有株式の価値向上や中小型液晶パネル事業の収益拡大への期待が一定の買い材料となっている。
もっとも、韓国勢や中国メーカーの追い上げは激しく、大型品に比べ高い技術が必要な中小型でも汎用化が進み、価格下落に陥る懸念は強い。市場では「上場の話題性はあるものの、中小型パネル事業が韓国、台湾勢に対する優位性を高めて今後3社の業績拡大をけん引するような存在になり得るかは現時点で不透明」(立花証券の平野憲一顧問)との指摘があった。報道は株価にとって一定の下支え要因にはなる一方、先行きを見通しにくいことから積極的な買い材料ととらえる向きは限られているようだ。ソニー、東芝は引き続き小動きで推移している。
ジャパンディスプレイの上場は計画通りに進めば、時価総額が7000億円規模と、7月に上場したサントリBF(2587)の約9600億円に次ぐ大型上場になるという。(引用元日経QUICKニュース)