国内大手証券3社による、今秋の日経平均株価構成銘柄の入れ替え予想が出そろった。
今回は東証と大証の現物株市場統合(7月16日)後初めての定期銘柄入れ替えとなるため、現在は主力市場が大証の任天堂(7974.OS)
を候補に挙げる動きが目立つ。一方、3日付で予想リポートを発行した大和証券では、金融セクターから日本取引所グループ(JPX)(8697.T)を新規採用候補に選んだ。
日経平均の定期銘柄入れ替えは、例年10月の第1営業日に実施される。これに先駆け、9月には入れ替えの内容が発表される見通しだ。選定を行う日本経済新聞社によれば、現行の主力大証銘柄や、大証単独上場銘柄に関しては、統合前の大証での売買情報がベースとなる。
SMBC日興証券では1日付リポートで「大証銘柄から選ぶなら、任天堂の採用可能性が濃厚」と指摘。流動性の高さや、「市場代表性」の観点などから候補に挙げた。野村証券では、流動性の面で日東電工(6988.T)を選んだほか、セクターバランスを考え任天堂も候補に加えている。
ただ、大証銘柄は額面換算株価(任天堂は1万円)が高いものが多く、大和証では、採用時の影響の大きさを踏まえれば今回の採用とはなりにくいとみている。同証券はJPXを筆頭候補とし、予備候補に三菱ガス化学(4182.T)と積水化学工業(4204.T)を挙げた。
除外候補については、各証券とも流動性基準から三菱製紙(3864.T)で一致した。定期銘柄入れ替えの発表は9月上旬とみられ、9月30日の大引けにパッシブファンドのリバランスに伴う売買需要が発生する公算だ。